最近腸内環境を整える食材として「もち麦」が人気となってきています。
コンビニのおにぎりも「もち麦」を使ったおにぎりも出ているので、既に食べた事がある方やまだ食べた事は無いけど聞いた事があると言う方は多いのではないでしょうか
今回は「もち麦」の効果やダイエットに最適な理由などを気になる情報を全て紹介してきます。
もち麦とは?
「もち麦」とは大麦の一種です。
お米とは違うの?とかと言うとお米がうるち米ともち米の違いがあるのと同じで、大麦にも「六条大麦」と「二条大麦」の2種類に大きく分けて分類されます。
麦ご飯や麦茶は六条大麦、ビールや焼酎は二条大麦となっていて、二条大麦は別名ビール麦とも呼ばれています。
もち麦は食物繊維の含有量が豊富な為、食品として注目されています。
食物繊維は1日に必要な摂取量が成人男性で20g以上、成人女性が18g以上となっていますが、成人女性の摂取量が14g程度と約4g目標よりも少ない摂取量となっているのが現状です。
食物繊維が不足してしまうと便秘の原因や腸内環境の乱れから肌荒れなどの原因にも繋がってしまうので、食物繊維が豊富なもち麦を食べれば1日に必要な食物繊維が摂れると注目されています。
もち麦の食物繊維
もち麦は食物繊維が豊富に含まれています。
100gあたりに含まれる食物繊維の量は9.6gです。
食物繊維が多いゴボウ100gあたりの食物繊維は5.7gです。
白米は0.5g、玄米は3.0gとなので、ゴボウの2倍近い食物繊維、白米と比べると約20倍、玄米の約3倍の食物繊維がもち麦には含まれています。
1日に必要な食物繊維量は成人男性で20g以上、成人女性で18g以上なので、100g摂れば半分は摂取出来るとなります。
お茶碗1杯で150gなので、100gであれば少し少ないくらいの量ですが食べ方は白米に混ぜて食べる様にするので、実際にはお茶碗一杯のもち麦で5g程度の食物繊維量が摂れると覚えておいてください。
もち麦の効果
もち麦は食物繊維が豊富に含まれていると説明しましたが、それ以外にはどういった効果があるのか?調べてみた結果が以下になります。
- 糖質の吸収を抑える働きがある
- 血糖値が上がりにくい状態が続く
- 腸内環境の改善
- 血中コレステロールを減少させる効果にも期待出来る
- 食物繊維豊富だから少量でも満腹感が得られる
もち麦にはこれだけ多くの効果に期待が出来ます。
もち麦の糖質量
糖質制限ダイエットが流行っているので、ご飯はなるべく食べたくないと言う方もいると思います。
もち麦は単体では無く、白米と混ぜて炊く事が基本となるので、糖質量は多くなります。
種類 | 糖質量 | カロリー |
お茶碗一杯の白米 | 約55g | 約270kcal |
お茶碗一杯のもち麦 | 約98g | 約200kcal |
糖質量の面で考えるともち麦は糖質量が高くなっているので、控えめにしなければいけない食品となります。
ですが、食物繊維が豊富な為、少量でも十分な満腹感を得る事が出来るので、お茶碗半分のもち麦とすれば十分です。
糖質制限中だと少し多い糖質量となってしまうので、他の食事でしっかり糖質を抑える事が大切です。
もち麦の食べ方
もち麦を食べる事で得られる効果の中に、糖質の吸収を抑える働きと血糖値の上昇を抑える状態が続くとなっている為、もち麦を食べる時に最適なのが朝食に食べる事です。
朝食でもち麦を食べると糖質の吸収を抑える事が出来、その効果は昼食や夕食の糖質吸収を抑える効果にも期待が出来ると研究から分かってきています。
糖質を摂取する事で血糖値が上昇しますが、吸収を抑える働きがある為、血糖値の上昇を抑える事が出来、しかもその状態が続く事から朝食にもち麦を食べる事が効果的となっています。
朝食でもち麦を食べれば1日トータルの糖質吸収を抑える事に繋がるので、もち麦は毎朝食べるようにするのが効果的と覚えておくと良いと思います。
もち麦のダイエット効果
ご飯=糖質だから食べてはダメと言うのが最近の主流となっていますが
食べれば痩せる体質になる事が出来るご飯があれば食べたいですよね
もち麦は食物繊維が豊富に含まれていて腸内環境の改善にもなり、糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を抑える効果に期待が出来るので、便秘解消や美肌効果、腸内環境が整う事で代謝が上がり痩せる身体になる事が出来ます。
最近注目されている食品と言うだけあって高い効果に期待出来るのが「もち麦」です。
ダイエット効果はどれくらいで出る?
もち麦を食べる事で腸内環境を整える事が出来、代謝が上がる事で痩せる身体になってダイエット効果が出てきますが、最低でも2週間は続ける事が必要です。
即効性のあるもありますが、即効性のある物は基本的に絶食となるので、リバウンドする事が非常に多く、ファスティングなど人気のダイエットもありますが、基本的にはリバウンドするのでオススメではありません。
もち麦を使ったダイエットは食べる事を続けるだけで効果が出て来るので、運動が苦手な方や食事制限をする事をしたくない人にピッタリなダイエットと言えます。
もち麦ダイエットのやり方
もち麦ダイエットはどうやってやれば良いのか?気になると思うので説明してきます。
もち麦ダイエットのやり方は、1日3食のご飯を白米3、もち麦1の割合に変えるだけです。
配合目安
炊き方 | もち麦 | 水 |
お米1合の時 | 50g | 100ml |
お米2合の時 | 100g | 200ml |
お米3合の時 | 150g | 300ml |
1日のご飯をもち麦を混ぜて炊くご飯に変えるだけです。
炊けたご飯を後は食べるだけで出来るのがもち麦ダイエットとなります。
これだけで良いの?と不安に思ってしまうかもしれないですが、たったのこれだけです。
と言ってもご飯を「もち麦」に変えれば沢山食べて良いと言う事ではないで、食べ過ぎず栄養バランスの取れた食事をする事が大切です。
もち麦を使ったレシピ
もち麦を混ぜて炊いたご飯を毎朝食べるだけで良いと言っても中々続かない人は、アレンジレシピやもち麦を使った料理を活用していくのがオススメです。
もち麦を使ったレシピは沢山あるので、色々チャレンジして自分の好みに合った料理を作るのも続けるキッカケになるのでオススメです。